スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

DAC9018Dによる電流伝送化計画(1)

以前、こんな記事を書いたことがあります。

要約すると、
「ES9018チップとSATRI-ICを組み合わせると、お手軽かつ高音質な電流伝送が出来そうだネ!
 だけどSATRI-ICが高すぎてムリ!」
という感じ。

フフフ…
この話、実は今回の記事の前フリだったんです^^

今回は、SATRI-ICを使って、電流伝送を試みた、という話です。




カニの憧れ、高嶺の花、SATRI-IC。。。
こいつは廉価グレードのEXでさえ、一個で14,000円もしてくれます。
上級グレードのULだと更に倍!の28,000円!
昔のV4.3の頃だと、一個6,500円だったんですが(それでも高いけど^^;)。。。

最近、SATRI-ICを使った自作の話も聞かなくなりましたよねえ。
やはり値段がネックなんでしょうね。
あと、最新のV8・V10・V11回路が非公開になってて、自作派が回路を追いかけられなくなったのも、一因でしょうか。

でも、改造SATRIアンプの音を聞いてしまったせいで、
SATRI-IC単体での音の評価をしなければないけない、と考えるようになりました。

幸いなことに、V4.3のSATRI-ICなら、手持ちで四個あります。
これを使って、お手軽にDAC9018Dを電流伝送化してみようかな?
電流伝送受けできるSATRIアンプもあることだし。

このDACに使われているES9018というチップは、
基本は電圧出力のくせに、やたら電流駆動能力が高いという特徴を持っていて、
SATRI-ICを使うと、簡単かつ高精度に電流伝送できちゃうんですよ。

で、考えた回路がこちら。
SATRI_CC_002.gif
これは1ch分の回路図です。
SATRI-IC2個と、抵抗10本ほどで電流伝送が実現できちゃいます。
しかもバランス伝送!

上図では、バイアス電流生成はJFET一個で済ませた回路になっていますが、
実制作上はV5.2という回路にしたほうが良いです。
V5.2の詳細は記述しませんが、JFETへの印加電圧を定電圧化して、電源変動に強くするだけです。
定電圧回路もそれなりにレギュレーションの良いタイプにすれば、なおGOODです。

それからSATRI-ICのGNDピンは、あえてGNDに繋がないようにしました。(これがミソです)
SATRI-ICで想定される使い方とは異なりますが、これによりDACの差動電圧を電流変換できるようになります。

・・・と言っても、SATRIの動作原理をご存知でない方には、チンプンカンプンな話ですよね^^;
動作原理を説明している資料がなかなか見当たりませんが、
例えば少し古いICマニュアルとかをご覧いただくしかないですねえ。。。
もっと内部等価回路をズバリ示したほうが、説明は楽なのですけど。。。


で、この回路を実際に組んでみたのがこちら。
SATRI702.jpg
黒い基板は、5年くらい前に別用途で起こしたまま、死蔵していたものです。
基板を流用してみたところ、回路が簡単なので、多少のパターンカットですぐに作ることができました。

バイアス回路はV5.2としたいところですが、メンドクサイのでV5.1のICを亀の子で載っけてます。
CR類は、裏面に配置しています。

こいつをDAC9018Dにインストールしました。、
SATRI703.jpg
ホントは既存のアナログ回路を撤去した上でSATRIに載せ替えたほうが、音が良さそうですが、
メンドクサイのでそのままパラレルで繋いじゃいます^^;
これはES9018が電圧出力だから、為せる技です。

それから、SATRIアンプに電流入力を追加してあげます。
SATRI_CC_003.jpg
これは単純に、10Ωを介してアンプ入力をSATRI-ICに繋ぐだけです。
メンドクサイので電圧入力も残してパラレルに繋げて、切り替えSWは無し^^;
最低限、発振が無いことだけ確認しておけば良いかな?


これで、DAC9018DとSATRIアンプを電流伝送で繋ぐことができるようになりました!


で、少し音を聴いてみましたが、、、

手抜きの試作モノなので、すみませんがあまり詳しくは書きません。
一言で表すと、「極めて自然なLH0032」という感じ。
V4.3+V5.1という旧世代の音のはずなんですが、、、
正直、衝撃を受けました。今まで聞いたことのない音がしています。
最新のSATRI-IC-ULとV5.2を組み合わせた音で、再度聞いてみるべきだ、という気持ちを強くしました。


最大のネックはICの値段で、いつ買えるようになるのか分かりませんが、
(この回路はステレオだとICが4個必要で、ULだとお値段は10万円オーバー・・・!)
とりあえず、この回路のPCB化から始めようかな?

電流伝送って、電流受けできるアンプが必要なので、ユーザーの数が限られちゃいますよね。
あんまりニッチな方向に進んでも、どうかな~とは思いますが、、、
あと、もっと安価に電流伝送できないか、考えたくなっちゃいます。
金田式にしてみる?でも、それはもう取り組まれている方がいるみたいだし。。。

う~ん。。。
電流伝送は、やり始めるとキリが無さそう。。。
どこまで手を広げようかな。。。
しばし、考え中です。。。
スポンサーサイト

SATRI-LINK

SATRIで電流伝送はその昔私もやりましたが、他の機器を繋げないので元に戻してしまいました。
そろそろ電解コンデンサの音(1)の記事が出る頃でしょうか?
先日送ったのをまた買おうとしたら完売!
同じ銘柄で低耐圧版があったのでそちらを注文しました。
使ったことないので音悪い可能性もありますが・・・

SATRI-LINKやってますね

 電流伝送やっていますね。DACのバランス受の所はBPの新DACでも似たようなものかもしれません。まあアンバランス出しになってしまいますがね。

 電流伝送受も反転アンプなどに変更できれば割と簡単にできます。まあ汎用性はありませんが、自家用なら専用でも良いかと思います。

Re: SATRI-LINK

軍曹さん、こんにちは。

SATRIを使った瞬間に、特殊なシステムになってしまうのが悩ましいですね。
しかし、この音が欲しいし。。。
最近のカニは、軍曹さんの何年か前を追っかけてる感じですね^^;


> そろそろ電解コンデンサの音(1)の記事が出る頃でしょうか?
出遅れてます^^;
ようやく今から交換開始!
コンデンサはエージングで差がほとんど無くなる、という人もいるので、十分に鳴らしこんでから記事にすると思います。

しかし軍曹さんが追加購入されるくらい、良い音なんですね。
期待しておきます!

Re: SATRI-LINKやってますね

ケンメモさんこんにちは。
昨日は大変お世話になりましたm(_ _)m


>  電流伝送やっていますね。DACのバランス受の所はBPの新DACでも似たようなものかもしれません。まあアンバランス出しになってしまいますがね。
そうなんですか。巡回試聴の時に、少し中身を拝見しようかな。

>  電流伝送受も反転アンプなどに変更できれば割と簡単にできます。まあ汎用性はありませんが、自家用なら専用でも良いかと思います。
そうか。特別なアンプでなくても、反転アンプなら普通に音が出せますね。家にある反転アンプで試してみます。
あと、1~10kΩぐらいのパッシブプリに繋いでも、音が出ますね。使い方次第ってことでしょうか。

コンデンサ

あれれ、まだ音を聴かれてなかったんですね、せっかちですみません。

あまり期待されるといざ合わなかったときガッカリ感に襲われますが・・・
自分で聴いた分には変なクセも感じられず、かといって強烈に主張する感じでもなかったので(本当に良い音なのか?ハズレを引いたのでは?)と不安になり、オーディオ仲間の知人に送ったところ喜んでいたので(USBオーディオの電源に使って好結果だったとか)、カニさんにもお勧めした次第です。

Secret

プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

検索フォーム

最新記事

リンク

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。