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LH0032の発振対策

PCM1704DACを作っている最中ですが、
LH0032の発振に悩まされました。




LH0032の、I/V段の位相補償Cは100pFです。
この状態で、出力にオシロを当てると発振します。

また、バッファ段の位相補償Cは22pFです。
最初は、出力には直列に抵抗を挿入していませんでしたが
(調べてみると、47~100Ω程度を挿入する方が多いようです。)
この状態で、出力にヘッドホン等を繋ぐと発振します。
カニの環境では、出力に22Ω以上を挿入しないと発振が収まりません。

上記の現象は、位相補償Cを増やしても劇的には改善されません。


さて、どうしたものか。。。


位相補償でダメなら、Zobelを追加してみようか?


ということで、バッファ段の出力に10Ω+0.033uFのZobelフィルタを追加してみました。
結果はバッチリ!
シリーズ抵抗が無くても、発振がスッパーンと無くなりました。

ちょっと、I/V変換を模した回路でシミュレーションしてみましょう。
LH0032SZobel_Circuit

出力段のR10とC11がZobelです。
位相補償はC1ですが、ひとまず無視できる定数にしています。

Zobel無しの場合のシミュレーション結果はこちら↓
LH0032Default_0pF
出力が見事に発振していますね。

Zobelありの場合のシミュレーション結果はこちら↓
LH0032Zobel
発振が、収まりました。

とりあえず、シミュレーションの感じでは
I/V段   … 位相補償C:47pF/Zobel:10Ω+0.01uF
バッファ段 … 位相補償C:22pF/Zobel:10Ω+0.01uF
ぐらいでいけそうかな?
実機でもう少し煮詰めることにしましょう。

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tag : LH0032 ノウハウ

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カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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