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抵抗の音(6)

抵抗比較シリーズ、まだもうちょっとだけ続きます。

今回の被験者たちです。
Resister_402.gif
左から順に、アムトランスAMRG、アムトランスAMRA、リンクマンLGMFS。
全て1kΩ。

今日のメンツは"個性派"揃いでした。



いつもの方法(FN1242DAC+MDR-EX800ST)で評価します。
(ただし、FN1242は電源改造により、今までの3倍音が良い(笑)です。音の差がより明確に分かるようになってます。)
エージング時間は50時間です。

・AMRG
これはカーボン抵抗です。
カーボン抵抗というと、その昔リケノームを試したことがあり、これは自分の耳には合いませんでした。
なんとなく「カーボンは音が曇る」という先入観がカニにはありますが、果たしてこいつはどうでしょう・・・?

実際に聴いてみると、今まで登場してきた抵抗達とは異質な鳴り方をすることにまず気がつきます。
分解能はまあまあ。PRPと同等レベルかな?
そして音場がすごく前に来て、温もり感のある音がします。
巻線の生っぽい音に近い印象があります。まあ、印象は近いものの質感は違いますが。
例えばPCN巻線がしっとり柔らかい音なのに対して、AMRGはふわっと柔らかで、かつ、より脚色が強い感じ。
音場が近くて柔らか優しい、ということで、ボーカルものを聴くとサ行が耳に刺さらず、耳元で優しく囁かれているような妙な魅力を感じます。
また、ピラミッドバランスで低域がたっぷり出ます。
これはヘッドホンアンプとかの色付けに、凄く合いそうな音です。

一番の欠点は、その大きさかな^^;
NS-5Bと同じくらいの大きさです。


・AMRA 1W
こちらはカーボンではなく金皮です。ちょっと見た目がオーディオ用っぽくないですね(笑)

これは金皮属の中にあって、キラキラしない自然で優しい方向に聴こえる特殊な一品です。
分解能はPRPと同等かやや上ぐらい。
ボーカルの耳当たりが優しい。ギターの弦も自然。
おそらくモールドによって出てくるキラキラしさが、分解能を丸めてかつ自然な音調にすることで、うまくいなされているんだと思います。
なんかTNPWに近い音かも。でもTNPWよりも分解能が高くて好ましいです。

ただし、あくまで金皮の割には優しい、ということで、PCN巻線だとか、AMRGほどの個性はありません。

AMRGにしろAMRAにしろ、アムトランスさんは、優しい音でキャラクターを統一しているのかな?
どうやって優しい音を作ってるのか分かりませんが、意図的にやってるんだとしたら、興味深い技術ですね。


・LGMFS
透明感のREY、爽快感のROに対して、この抵抗は明瞭感がウリのようです。
高域が自然な音色で、かつクッキリ聞こえます。
分解能はROよりわずかに下がるかなといったレベル。
しかし、高域の質感と中低域の質感にズレがあるように感じます。
高域は明瞭なんですが、中域に曇りというかシルキーというか、独特の色があります。
低域もシルキーな感じで、弱ピラミッドバランスという感じで量が多めで出てきます。

こういったチグハグな感じはエージング不足なのではないかという疑念も出てきますが・・・
50時間じゃ足りないのかな?もう少しエージングして、印象が変わるようなら追記します。

ちなみにこれとROを比較しているうちに、ROにも方向性があることに気がつきました。
NFB抵抗の場合、抵抗の精度を表すカラーコードが入力側で、真価を発揮する感じ。
逆に精度を出力側にしてみると、分解能がやや下がってLGMFSのほうが良く聞こえました。

LGMFSなんかは音の良い向きが反対で、精度を表すコードが出力側に来たほうが明瞭度が上がります。
まあ差はわずかみたいですが、、、一応この向きで評価してます。
え~、やっぱり全ての金皮には方向性があるんでしょうか・・・ヤダナー。。。


今回は以上です。
久しぶりに抵抗の評価をしてみて、あらためて感じたのが
「部品の音って、それ以外の部品との組み合わせで、ハマり方が変わるよなあ」
ということ。
オペアンプとの組み合わせを例に取ると、
LH0032ならば、このオペアンプが繊細かつ力強い音を出しますんで、
金皮だとキツくなり過ぎて合わなさそうな気がします。巻線やカーボンと、相性が良さそう。
THS4631の場合は、その繊細さを活かすには原音基調の箔抵抗しかダメだと思います。
LME49990なんかは、その太くて華々しい音が、どんな抵抗ともマッチしそうです。

金田式回路には、中音に主張がある部品が良さそう。
電流帰還型の回路には、太めで生っぽい音が合いそう。巻線とか。
etc
etc・・・

さらにDACチップの音や、スピーカー・ヘッドホンの音、電源の音などが関係してくると、、、もう訳が分からなくなりますね。。。

やっぱり、音決めのためには、何か基準となる音出し装置が欲しいですね。
カニ家の場合、その役割はCAPRICE+SATRI+Alpairが担っています。

その音に比べると、今、抵抗の評価機器として使っているFN1242+MDR-EX800STは少々音が異なるんですが、、、
特に今は、MDR-EX800STがボトルネックですね。
Alpair+SATRIで聴く音のほうが分解能が高く、曖昧な所が無いんですよ。
もっと良いイヤホンが欲しいな・・・

あ~、、、
抵抗の評価をしていたつもりが、気がついたらイヤホンを物色していました(笑)

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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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