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DSDの音を聴く(2)

前回、DSDの音の素性の良さを初体験しましたが、
データ毎の音の傾向に、小々、腑に落ちないところがあり、追試をしてみました。

今回は備忘録的につらつらと書いていきます。



前回の記事で一番気になったのは、foobar2000の音質です。
PCMとDSDの違いが本質的に聞けていたのか、ただ単にfoobar2000とplayaudioの音質差を聴いていただけなのか、
切り分けできていませんね。

あと、PCMのハイサンプリング音源をNOSで聴くとどうなるか、についても、興味が湧きました。
以下、聴いた音をメモ書きしていきます。


①PCM 24bit/176.4kHz(foobar2000)audiogate変換

DSD64(2.8MHz)データをaudiogateでPCMに変換
変換の設定は
・DSDフィルタ:なだらかな減衰特性(-3dB@50kHz)
・ノーマライザ:無し
・ディザ:TPDFディザ
これをfoobar2000で再生している状態。
DAC9018Dへは同軸接続、入力ソースはSPDIF2P。
前回まで、PCMの基準として聴いていた音。


②PCM 24bit/176.4kHz(playaudio)audiogate変換
①の状態から再生ソフトをplayaudioに変更して、UDA基板の同軸出力をDAC9018Dに繋げた状態。
入力ソースは①と変わらずSPDIF2P。
いきなり音の粒子が細かくなり、情報量が増えた!
foobar2000は細部が潰れてしまっている。
前回の印象はどうも、foobar2000の音が支配的だった模様。。。
もしくは間に入っているDDCの音なのか?

③PCM 24bit/176.4kHz(playaudio)audiogate変換+ディザ無し
②の状態から、PCMデータの変換詳細を変更
・DSDフィルタ:なだらかな減衰特性(-3dB@50kHz)
・ノーマライザ:無し
・ディザ:無し
こちらのほうが細かい質感が正確に出ているような気がする。差は微妙だが。


④PCM 24bit/88.2kHz(playaudio)audiogate変換+ディザ無し
③の状態から、サンプリングレートを変えてみた。
DSD64からの変換。詳細設定は以下。
・ノーマライザ:無し
・ディザ:無し
シンバルの音の粒が③よりもわずかに大きい。しかし質感は176.4kHzよりも正確な気がする。
③は、シンバルの音は繊細だけれど軽くて嘘くさいというか。。。④のほうが現実の重さに近いと思う。


⑤PCM 24bit/88.2kHz(playaudio)playaudio変換
これはDSDデータをplayaudio内部のデシメーションフィルタによりPCMに変換している状態。
④よりも音の粒が小さくなり、尖っている。③と④の中間くらいの粒の大きさ。
しかし音が軽いわけでもなく、いまのところこれが一番リアルに感じる。


⑥DSD64(playaudio)
DSDデータをplayaudioにより再生。接続はDAC9018DのDSD入力に変更。
⑤との比較で聞いてみた。接続構成はほぼ同じだが、⑤はSPDIF2P経由のBckジッタクリーナ有り、
⑥はDSD_INのジッタクリーナ無しとなっている。
⑤に比べて情報量がわずかに減るかわりに、高域の音が優しくなる。
この高域は耳あたりは良いんだけれど、リアルとはちょっと違う気がする。

また、情報量が減っているにもかかわらず、中低域の表情は多彩になる。
表情が多彩というのは、楽器の奥行きや弾力感が増している感じ。
でも、⑤と⑥では、前回比較(foobar2000との比較)した時ほどの差は感じない。
この差よりかは、アナログ回路でNFB抵抗を一本変えたほうが、よっぽど音が変わる。


⑦DSD128(playaudio)
DSDデータをplayaudioにより再生。元の2.8MHzデータをAudiogateで5.6MHzにアップコンバートしたデータを使用。
⑥と比較してみると、情報量が増える。中低域のニュアンスもより多彩になる。
変に拡散していた音が集約されている感じ。
⑤よりも好みな音が出ている。差はそこまで大きくは無いが。
このデータをジッタクリーナに通したら、どんな音が出るんだろう?


⑧PCM 24bit/88.2kHz(playaudio)playaudio変換 +NOS
⑤の状態から、DAC9018D側でNOSに設定しなおした状態。
情報が減る。たぶん⑥よりも少ない。
高域の音の粒が大きくて、情報が減ったのと相まってカンカン聴こえる。中低域もギシギシと硬い感じがする。
前回、DSDデータに近い音がすると思ったのは、勘違いだったようだ。。。


⑨PCM 24bit/176.4kHz(playaudio)audiogate変換+ディザ無し +PCM直接入力
③がDAC9018Dの同軸から入力した+SPDIF2P状態なのに対し、こちらはUDA基板のI2S出力を直接DAC9018Dに入力したPCM_IN状態。
接続の都合上、SPDIF2Pに接続していたジッタクリーナは、PCM_INには接続されない。
これは音が滲む。
もしかしたらSPDIF2PよりもPCM_INのほうが音がよいかも、と思い試してみたのだが、そんなことはなく、
むしろジッタクリーナの有無による差で音が悪くなってしまうようだ。


⑩PCM 24bit/176.4kHz(foobar2000)audiogate変換 +メモリーバッファーDDC無し
①に対してメモリーバッファーを中継させずにPCのSPDIFを直接DAC9018Dに繋いだ状態。
foobarの音の悪さは、もしかしたらメモリーバッファーのせいかもと思い、比較。
しかし音が更に潰れてギクシャクした音になる。これは聞いていたくない位、ひどい音。。。
メモリーバッファーDDCはやはり効果があるようだ。そしてfoobarの音が悪いようだ。


今回やったことをまとめてみます。
・foobar2000は音質的に今イチ
・PCMは88.2kHzがいちばんリアル(カニの現状の環境では)。176.4kHzは変に繊細すぎる。
・playaudio上の比較では、PCM88.2kHzとDSD64の差はわずか。
  DSD64のほうが情報量は少ないが、中低域は逆にニュアンスに富む。
・DSD128にすると、情報量が増えて中低域のニュアンスが更に富む。カニが今まで聴いてきた中では最も良い音だと思う。
・DSDのほうが音がほんの少し優しい


巷では「PCMに比べてDSDのほうが断然、音が良い」ように噂されているみたいですが、
カニの場合、再生機器をなるべく揃えて比較してみると、それほどでも無いかな、、、と思いました。
カニが騙されてしまったように、PCMとDSDの再生機器の違いを聴いてしまっていて、厳密比較できていない場合もあるんじゃないでしょうか?

ただし、差はわずかですが、DSD128にすると、PCMよりも明確にアドバンテージが出てきますね。
巷ではこれより更にハイサンプリングなDSD256が流行っているみたいで、
これは試聴屋さんで少しだけ聴かせて頂きましたが、もう少しよい音がしそう。
しかし、今のところSDTRANS384とかが無いと再生できないのかな?

foobar2000の音質がこんなに悪いとは、認識していませんでした。
前回、「輪郭感」と書いたものの大部分は、foobar2000の仕業のようです。
今回、playaudioにソフトを統一してPCMとDSDを比較してみると、PCMはまだ輪郭感がうっすら残っているようですが、気になりません。

早速、他に音の良いソフトは無いか探してみました。
試しにPlayPcmWinというソフトに変えてみると、大分改善したけどplayaudioに比べて密度感が少し足りない、という感じ。。。
う~む。。。
あとはKMPlayer+ReClockというのが有名なのかな?
これもインストールしてみましたが、ハイサンプリングでは上手く動いてくれない。。。これは設定をいろいろ弄っている最中です。

あとはvoyageMPDというのが、大変評判が良いですよね。
もうそれにいくしかないか・・・
あとは、メモリーバッファーDDCの電源を強化してみて、もう少しだけ現システムのまま悪あがきしてみるか・・・

この話、もう少し続きそうです。。。

あ、
前回、DSDとPCMの音の違いをウダウダと書いてしまいましたが、
これを理屈を絡めてスッキリ説明されているサイト様を見つけました。
この記事が参考になります。
カニもこんな記事が書ける日本語力が欲しいなあ。。。
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PC オーディオ

カニさん

 精力的ですね。
 PCオーディオになるとまた、いろいろファクターが増えて何を比較しているのか訳がわからなくなります。
 DSDが本当に音がいいかどうかはわかりませんが、Windowsは音が悪そう(笑)。Voyage MPDもいいのですが、VortexBoxもMPDで動くし、結構馬鹿ちょんで動くのでお試しを。私は16bit44.1kHzでもそんなに悪くないと思っているんですけどね。

Re: PC オーディオ

simonさん

こんばんは。
やりたいことが多すぎても~毎日大変です。

>VortexBoxもMPDで動くし、結構馬鹿ちょんで動くのでお試しを。私は16bit44.1kHzでもそんなに悪くないと思っているんですけどね。
VortexBoxというのは初めて知りました。ありがとうございます。
カニはどうも、パソコン関係は情報難民のようです(笑)

16bit44.1kHzは音が悪いと思っていましたが、ある程度はソフトやDDCの悪さを聞いてしまっていたようです。
しかしそれを割引いても、細部の描写は、ハイサンプリングのものとは結構差があるように思います。
ですので、お気に入りの音源はなるべくSACDで買うようにしています。
ま、私のお気に入りはたいていSACD化されないんですが。。。
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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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