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DAC9018Dの制作(7)

DAC9018Dをフルファンクションモードで使った場合の、ベストな設定を探してみました。
一つ一つの設定で微妙に音が変わります。それらを積み上げると、音の変化は大きいかも。。。

また、エージングが大分進みましたんで、
このあたりで一度、音の評価をしてみます。



まず、フルファンクションモードの設定ですが、
SPDIF1P(SPDIF1をPCM入力に接続)を入力とした場合で、
カニにとって、最も自然な音に感じたのは、、、

M03(DPLLバンド幅):Lowest
M04(MULTIPLIER SYSTEM CLOCK 設定):ALL ON
M05(JITTER CLEANER BANDWIDTH):Lowest
M06(DIGITAL FILTER SELECT):Slow RollOff
M11(IIR FILTER BANDWIDTH):70k
M12(OVER SAMPLING FILTER BYPASS SETTING):USE
M13(2nd Stage FIR filter):28
M14(ES9018 JITTER REDUCTION):Bypass

でした。
デフォルト設定と比べると、結構音が変わります。


M06は、FastRollOffを選ぶと高域に膜がかかったように聞こえました。
M11は、50kの場合に比べて70kのほうが開放感があります。
M12は、オーバーサンプリングをスキップすると、高域が減衰して、かつ全体的に歪みっぽい音になります。
M13は、27にするとしっとり落ち着いた音になります。どちらが良いかは好みが分かれるかも。
M14は、ジッタリダクションONにすると、音の輪郭が強調されて硬い音に聞こえました。
   定位が明確になったようにも聴こえるかもしれませんが、カニの場合はそうではなくて、輪郭が強調されていると感じました。

意外だったのが、ジッタリダクションの有無です。
その役割を考えると、ジッタリダクションONのほうが、音が良い気がするのですが・・・?
DAC9018Dの場合、ジッタクリーナによってジッタが低減されている分、むしろジッタリダクションONのほうが音のクオリティを下げちゃうのかな?
ご興味のある方は、ぜひぜひ追試してみて下さい。


それにしても、デジタル処理の設定で結構音が変わるんですねえ。。。
まあ、16bit44.4kHzの音源って、サンプリング周波数が低すぎるのでオーバーサンプリング+フィルタ処理が必須になって、
それによって原音とは異なる音楽信号になっちゃいますからね。
NOSとOSですごく音が違うわけですから、OSの処理の仕方でも音が変わるんでしょう。
例えば同じ音源の24bit/192kHzと、16bit/44.1kHzを比べると、44.1kHzは音が硬くて、かつ音の輪郭に付帯音のようなものが付いているのが分かります。
この、付帯音のようなものが、オーバーサンプリングによる「偽音」なのかなと、カニは勝手に思っています。
必要悪とも言えるオーバーサンプリングですが、それをいかに自然に聞こえるように設計するか、というのは、すごく奥が深いんでしょうね。

それを考えると、オーバーサンプリング処理の無いDSD形式のほうが音が良い。というのも、頷ける話です。
カニもDSD再生環境を揃えないとなあ。。。


あや、話が脱線しました。
上記の設定を行なった上で、DAC9018Dの音を聞き込んでみます。


ふむ、ふむ。。。

以前に一度、音の傾向を記事にしましたが、
良い点はそのまま、悪い点がほとんど無くなった感じですね。
・爽やか、中高域が凄くクリア
・分解能が高い
・音場が上下左右に異様に広い。
・以前は密度感が薄かったが、電源の改良のせいかな?今はそれを感じない。
・低域が締まっていて、かつボリュームがある。

あえて欠点を挙げるとすると、
・高域が少しキツイ。
 これは、フルファンクションの設定を上述のように変更することでだいぶ改善したが、まだ気になる。
 あとはアナログ段の抵抗やコンデンサで調整すれば良いかな?
 抵抗:VAR+PCN/コンデンサ:オールフィルム
 にしたい感じ。
・低域にもう少し弾力感があっても良い。ベースの音があんまり生っぽくない。
 これは電源周りの部品でチューニングすれば良いかな?


いや~凄い音を出すDACです。。。
作られた皆さんが口々に言われていることが分かりました。他のDACとは次元が違う。。。

一番驚いたのが、今まで満足に聴けなかったソースが、楽しめるようになったこと。

Crazy People MusicCrazy People Music
(1990/07/16)
Branford Marsalis

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このCDはカニの超お気に入りです。(なんかAMAZONの評価が低いのが残念・・・)

こいつはカルテットもののモーダルなJAZZなんですが、4人それぞれが紡ぎ出す調性とリズムが一つの音楽として見事に「ハマって」いる、JAZZの中でも数少ないCDだと思っています。
でもね、音が良くないんですよ。
録音レベルが小さくて、楽器の音が平板に聞こえて。

で、DAC9018Dで再生すると、このCDで初めて立体感・実在感が出るようになりました。
録音の悪さに隠れて気づきにくかった「ハマった」感じが、よく分かります。
これはとっても嬉しい!


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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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