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フィードバック型定電圧電源基板の制作(3)

カニ式電源の出力電圧の温度変化について、あれからまた考えてみました。
もう少しだけ変化を抑制するような回路変更を加えようと思います。




昨日、「電源の温度変化はLEDのVf変化が支配的」と書きましたが、
ひとつ見落としていた事がありました。
Q1/Q5のJFETのIdssの温度変化も、結構効いているようです。

Q1/Q5(2SK30GR)はLEDに一定電流を供給しています。
この電流が変動すると、LEDのVfも変化します。

今日は、試しにQ1のGS間に10Ωを挿入してその両端電位を測定することで、
簡易的にIdssの温特を調べてみました。

すると、常温でIdss=3.9mA程度だったものが
ドライヤー加熱で3.4mA程度に下がりました。
JFETってこんなに温度変化するんですねえ。。。話には聞いてましたが、カニの認識が甘かったです。。。
これではLEDのVfも下がる訳です。

で、Q1をソケット化した上で、こんな細工をしてみました。
PowerSupply502.jpg
2SK117-BLのGS間に75Ωを挿入し、Q1の2SK30-GRと交換です。
挿入抵抗によって、Idssの温度変化が抑制されるはずなんです。

で、この回路の場合、
常温での電流値3.60mA程度だったものが
ドライヤー加熱で3.65mA程度となりました。
ほとんど変化しませんし、むしろLEDのVf低下を補償する方向に増加しています。

この改造により、1.2Vの温度変化は約0.1V⇒約0.04Vに押さえ込むことができました。
このぐらいの変化ならば、実使用温度範囲内でICの要求精度をクリアできそうです。


この「GS間に抵抗挿入」というのは、温特以外でもいろいろメリットがあるので採用したかったんですが、
基板の小型化のために見送った案だったんです。。。
むう、無理矢理にでも、PCBに詰め込んだほうが良さそうですね。
よし、頒布ロットでは追加しましょう!

回路図は、Q1やQ5周りがこのように変更されます。(抵抗一本追加)全体回路図は後日アップデートします。
PowerSupply504.gif

PCBは、Q1やQ5周りがこんな感じに変更されます。
PowerSupply501.gif
R9を無理矢理追加しました。
ホントに実装スペースが無いので、抵抗を直立させて刺す形になります。


これで、この電源に大きな欠点は無くなったかな?
あとは音を確認するだけですね。
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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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