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THS4631の発振対策

異次元の音を出すTHS4631、カニは愛用し始めています。

最初に簡単に確認したところ、発振もなさそうだったので常用していたのですが、
差動増幅回路に使用していると、手で触れられないくらい発熱していることに気がつきました。

う、発振してるじゃん。。。見逃してました。。。
対策しないといけませんね。



あらためてオシロで出力を見てみると、、、
約200MHz!で発振してました。こんな高周波の発振は初めてです。

じゃあどうやって止めようかな。。。

まずはzobelを試してみました。
あら?あっさり解決。
発振が止まり、オペアンプの表面も手でなんとか触れる位の熱さになりました。
(もともとこのオペアンプは消費電流が大きいので結構熱いです。)

発振が止まる定数を探っていくと、10Ω+100pFぐらいが限界のようです。
余裕を見て、10Ω+1000pFぐらいのzobelにしておくのが良いでしょう。

念のためPCM1794のI/V段でも確認してみましたが、ギリギリ発振してないかという感じ。
やはりzobelを入れておくのが無難でしょう。

2~5倍の非反転増幅回路(帰還抵抗に並列に18pFが付いている)では、発振は見当たりませんでした。

LH0032といいTHS4631といい、発振止めの対策は、まずzobelを入れることみたいですね。


それからもうひとつ、
THS4631を無帰還アンプのDCサーボに使った時にも、発振がありました。
最初は発振だと気がつかなくて、オペアンプが誤動作してる、と思いました。
出力が15Vに張り付いちゃうんです。
で、動作を調べていくと、オペアンプの+入力の電圧が発振している・・・?
これまた見たことのない発振の仕方でした。
対策を見つけるのに四苦八苦しましたが、オペアンプの+入力に200Ωを直列に繋げると正常動作となりました。
しかし今度は出力が発振。。。
オペアンプの-入力にも200Ωを繋げると、オシロで見る限りは発振は止まりました。
しかしまだオペアンプが熱い気がする。。。
zobelも追加してみると、少し温度が下がった気がします。とりあえずzobelも入れておきましょう。

というわけで、THS4631を使う場合は基本的に10Ω+1000pFのzobelを追加していただくのが無難です。
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Zobel

記事にする前にメールしていただきありがとうございました。私もLH0032ではZobelを多用しております。Zobelの問題点はクォリティの高いパーツを使用しないと音がなまると言うことです。
 今回DACのDSC部分が発振しているようなのでとりあえずこの部分での使用は止めています。でも、THS4631を全面的に採用したIV/DSC基板を作成してTHS4631の音を満喫するつもりです。いまのDACは中華DACコテコテ改造品なのでZobelを実装するスペースがないのです。DACの基板とパーツはあるのでそっちの方でトライですね。
 これからもよろしくお願いいたします。

Re: Zobel

simonさんこんばんはです。

> 私もLH0032ではZobelを多用しております。Zobelの問題点はクォリティの高いパーツを使用しないと音がなまると言うことです。

あ、zobelで音が変わるって、結構そのような話を聞きますね。
当方は検証はしていませんがとりあえず利久+ECHUを使っています。

THS4631のほうがLH0032よりは扱い易いかと思いますが、
やっぱりどちらも高速タイプだけあって、発振対策で手抜きしちゃダメですねえ。。。いやはや。

No title

はじめまして。
隠れファンの者です。ほぼ毎日ブログを見させて頂いて
おります。
問題に対する検証や、比較検討の際の状況が詳しく記載
されおり、無知な私には大変助かっております。
最近もTHS4631をまねて、藤原氏配布のDAC9018S+
シンプルIV変換差動合成基板の差動部に使用してみた
のですが、案の定あっちっち状態になったので、PCの
DRAM用ヒートシンクを付けておりました。
5/16のブログに発熱は発振が原因と更新されており、
私もzobelフィルタと装着し、無事発熱は解消されまし
た。まともに動作しないA10基板にも試してみようと
思います。
今はDAC9018Sの音飛びに悩まされておりますが、半分
あきらめております。
最も、一番の問題はDAC9018S+THS4631でも以前の
DAC1974D+AD797と違いが分からない耳ですが。。。

Re: No title

隠れファンさん初めまして。

ファンなんてそんな、大げさな。。。
いつもご覧いただき有難うございます。読みづらいblogですみません。。。

THS4631早速使っていただいてるんですね。嬉しいです。
やっぱり、blogで部品を紹介するのであれば、危険な要素はもっとしっかり確認してから紹介するべきでしたね。
今後、気をつけます。

A10基板にzobelですか。試すならば、発振周波数より低めのカットオフとなるように定数を選ばなければ効果が薄いと思いますよ。よく分からなければまずは10Ω+0.033uFあたりでチャレンジしていただくと良いと思います。これで効果がなければzobelでは無理です。
あとですね、電流帰還アンプは、使いこなしに癖があるんですよ。
カニのA6基板はアンプの+入力に発振防止用の200Ωぐらいを直列に入れてます。それと、LPFなどへの使用のため、負帰還ループにコンデンサがいると発振し易いという話もあるようです。

部品を一つ変えただけで動作が変わったりしますからね。。。自作って、難しいですよね。

DAC9018Sの音飛びですか。。。ES9018のキットは、うまく動作しないって声がちらほらありますね。
ジッタクリーナ周りでしたらPCM1704DACで使ったことがありますんで、まず電源のコンデンサを強化しては?
とかアドバイスするんですが、不良の場所は、分かりますか?


カニも昔はPCM1794がメインDACだったんですよ。
その頃は確かに、今ほど音の差が分からなかったかもしれないです。
スピーカーをJBL4428からAlpair10に変えてからかな?ちゃんと分かるようになったのは。

カニがコンデンサの音とか抵抗の音とか、いろいろ聴き比べて記事にしてますが、
登場する部品達は全て高音質なんで、わずかな差はあれども、基本的にはどの部品で聴いたって、奏でられる音楽で感動できるはずなんです。
カニはたぶん設計者視点でblogを書いてるんで、内容が細かいんだと思います。
普通は、音楽を楽しむ、という視点でblogを見て頂きますよね。
であれば、ここに登場した部品達でコストパフォーマンスの高いものを選んどけば、差が分かろうが分かるまいが。それで十分なんだと思います。

ん、いろいろ書いちゃいました。。。
よろしければ、またコメント下さいね。
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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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