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ES9018を電流伝送で使うというアイデア

今回はちょっとした回路ネタです。


ある方から
「SATRIアンプの電流入力を使うために、ES9018を使った電流伝送タイプのアナログ基板が設計できませんか?」
というご質問を頂きました。

むむ、、、



ES9018の出力の特徴をうまく使えば、割と簡単にできそうですね。しかし、、、



例えばこんな回路。
CurrentConvey000.gif

回路図中のR10ボリュームを取り外せば、Iout+から電流伝送が可能。
R10ボリュームを付けると、SATRIアンプのように抵抗I/Vとして機能して、Vout+から可変電圧が出力可能。

カレントミラーとJFETバッファを応用した回路です。
割とシンプルに作れますね。

音も良さそうです。しかし最良ではないでしょう。
この回路の音質はQ1Q2のJFETバッファに依存します。

カニはこの記事の時に、JFETバッファの音とは決別したばかり。

回路図に挙げた2SK170/2SJ74は割とネットでの評判は良いようで、カニが決別した2SK246/2SJ103とは違いますから
ちゃんと聴いてみたい気はします。
しかし、LH0032やTHS4631に並ぶことができるかというと、疑問を感じます。

じゃあどうすれば音が良くなるの?というと、
Q1、Q2にあたる部分をもっと音の良い回路で組む他なく、
これを突き詰めてくと(ちょっと論理が飛躍してすみませんが)SATRI-ICを使う。という答えが出てきます。
SATRI-ICを使うとQ1~Q10をまるまる置き換えることができて、高精度な電流伝送が可能になります。

でもねえ。。。SATRI-IC高すぎです。とてもじゃないけど使えません。
安く済ませるなら金田先生の電流伝送方式なんかが応用できるかもしれませんが、SATRI-ICの精度には到底及ばないと思います。

技術は進歩してますから、これに使えそうな安価なICとか、もしかしたら探せば世の中にあるかもしれませんが。。。

じゃあ、高音質な電流伝送の現実的な解は何か・・・というと、
先日書いた回路のように、ES9018の出力をオペアンプ一個で差動増幅して、その出力に1~2kΩの抵抗を直列に挿入してSATRIアンプの電流入力と接続する。
これが最良の選択肢の一つではないでしょうか?

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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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