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春のヘッドフォン祭2012 試聴レポート ヘッドホン・イヤホン編

ここからが本題ですね。
ヘッドホン・イヤホンを聴いてきた感想などを徒然に。



お祭りだけあって、ブースに出店されているメーカーさんの数が半端ないです。
パンフレットのメーカーさんを数えてみると・・・50社ぐらい?
とても全部は試聴できません。
申し訳ないのですが、カニなりにメーカーさんを絞って試聴させて頂きました。

あと、カニの好きな音はピンポイントで、「リアル・繊細・柔らかい」です。
ヘッドホンやイヤホンには、音の味付けを積極的に楽しむ製品もありますから、それらのものは良い評価にならないしれません。
ご了承下さい。



さて、トップバッターはGRADOのRS-1i(balanced)です。
HPFES007.jpg
学生の頃、HD650とRS-1のどちらを買うか迷ってた頃がありました。
その時は予算の問題でHD650にしたんですよ。それっきりRS-1は買えずじまいで、未だに憧れのヘッドホンです。
音を聴くとその思い出が蘇ってきました。ニアレストフィールドスピーカーといった趣で、空間が現れます。
しかしそこに現れるのは原音ではなく美音という面白さ。
キレがあるのに耳を刺さないというのも不思議。
やっぱり今でも憧れです。
あ、バランス駆動による音の違いは、比較対象がないので分からず。。。

同じくGRADOのPS500
HPFES006.jpg
RS1iと似てますがこちらのほうが鋭いです。あと空間感が少ないかな?
カップが小さいので頭の大きい人はセッティングに苦労するかも。

スタックスのフラッグシップSR-009
HPFES008.jpg
ハウジングがアルミの高精度切削。メカメカしくて男心をくすぐります。
この音はかなりカニの好みでした。情報量が多くて鋭いのに耳に優しい。音が適度に軽いからかな?気持ち良いんです。
音が軽いといっても、オーバーヘッドのなかでは一番リアリティを感じたかも。
といって、値段を見たら、とても買える代物ではありませんでしたが。。。

今回の注目製品なのかな?ゼンハイザーのHD700
HPFES009.jpg
これですよ。数十人待ちの代物は!
並ぶか迷いましたが、せっかく来たんですから頑張って待ちました。
カニのHD650は会場に持って行きませんでしたが、音がかなり違う気がしました。
700は高音寄りなのかな?


と、ここまで↑はオーバーヘッドタイプの話です。
で、とても残念なことに気がつきました。。。

カニはオーバーヘッドタイプが性に合わないかも。。。

どのオーバーヘッドを聞いても高域がシャリつくように聞こえてしまうんです。
シャリついてるという表現が正しいのかな?オーバーヘッドの音場の広がり方がスピーカーと違うので、違和感があるのかな?
一番好みの音を出していたSR-009でも、この問題があって、そこまでグッときませんでした。

なんででしょう?装着の問題?
それともイヤホンやスピーカーに慣れてしまったから・・・?
イヤホンなんかは音場はもっと狭いけど、逆に完全に頭内定位で、頭に直接音楽が入ってきて違和感にならないんだと思います。。。

オーバーヘッドの音場に違和感か。。。
そういえば、カニの持論なんですが、オーバーヘッドよりも超小型スピーカーでニアフィールドリスニングのほうが自然に聞こえる、と考えてるんですよね。
むむむ。。。


ん、脱線してすみません。
気を取り直して、次はイヤホンです。

画像は無いですがゼンハイザーのIE8。
MDR-EX800STを買うときに、対抗馬にしていた気になる存在なんですよね。
音は。。。なんでしょう。ピラミッドバランスっぽいけど少し高域も盛ってある感じで、独特です。
空間も感じるかな?だけど中域が少し篭ってます。まあリケーブルで改善しそうなレベルでしょうか。

お次はSONYのMDR-EX1000
HPFES010.jpg
カニのMDR-EX800STの兄貴分的存在ですからねえ。音が気になってたんです。
音の基本的傾向は同じでした。しかしEX1000のほうが高域がキラキラしていて美音系です。
市場の評判が大変高いのもうなずける音作りです。

JH AUDIOのJH16proです。
HPFES011.jpg
カニにとっては未知の世界。カスタムIEMです。
これを、イベント用にユニバーサルとして作ったみたい。
このクラスになると、聞いてすぐに「う、800STが負けてる…」と感じます。次元の違う音ですね。
オペアンプでいうとOPA827とLH0032の違いに似てます。800STで、太い一本の弦の音に聞こえたものが、JH16だと、それは細い弦とその振動が太く塗りつぶされて聞こえていたんだということが分かりました。
この聞こえ方の差はどういう原理で出てくるんでしょうね?音の収束時間に違いがあるのかな?

実はこの画像は、ちょっと普通のJH16proとは違います。
正式名称は分かりませんが、JH16proの外付けクロスオーバータイプというものだそうです。
DAC兼ヘッドホンアンプ兼チャンネルデバイダーというのが、画像の黒い筐体のやつで、IEM側にはネットワークが入ってないそうです。
IEM側にネットワークが無い分、アンプとIEMの間は配線の数が半端ではなく、ジャックは9ピンぐらいの特殊コネクタになってたかな?
この製品は面白い!ここまでやりませんよね?普通は。
設計者の意気込みを感じました。こういうのカニはとても好きです。
で、音は普通のJH16proとは全く別ものでした。少しキツい気がするもののクリアネスはイヤホンの中でダントツでした。
いやあ、凄い音が聞けました。

あとはこれの兄弟機のJH13もありました。
JH16と同じ音で、若干すっきりしてた気がしますが、二つの試聴で時間が空いてしまったため自信ないです。

最後はこれ。
須山のFitEar TO GO!334
HPFES004.jpg
今回試聴したイヤホン・ヘッドホンの中で、カニが一番「欲しい!」と思った一品です。
JH16と同じく、800STとは次元が違う音。音の印象もかなりJH16に近かったです。
ただそれぞれキャラクターがあるようで、柔和なJH16と瑞々しい334、という感じ。解像度に差は無いと思います。
カニの場合、T51が柔らかめの音でJH16だと柔らかすぎるので、334のほうが合うと思いました。
しかしそこには二つの問題が、、、
一つ目は、FitEar TO GO!334を聞いたからには、カスタムIEMであるMH334も聞きたくなる、ということ。
そして二つ目は、800STとはお値段の次元まで違う、、、ということ。
「本日ご購入であれば、特別価格になるんですよ♪」と、ショップの方が天使の笑顔で囁いてくれましたが、
カニには当分、この問題を解決できそうにありません。。。。ごめんなさい。。。


イヤホン・ヘッドホンの試聴レポートはこれで終わりです。

いろいろ聞いてみて感慨深く感じたのが、カナル型に代表されるイヤホンの進化です。

カニが初めてカナル型を買ったのはいつだったかな。。。10年近く前だったと思います。
当時はshureのE2CかEtimoticのER-4Sぐらいしかwebに情報がありませんでした。
それでER-4Sの音を買ってみて、その頃の国産イヤホンとは隔絶した音を聞いて、腰を抜かしました。
外で音楽聞くのもER-4Sだったなあ。。。外見が珍しいので人の目を気にしながら。。。

それがここまで種類が増え、音やファッション性でいろいろ選択できるようになったんですねえ。
オジサンとしては感慨深いものがあります。
この業界、メーカーも増えて、ちょっと飽和してきてる気もしますが、まだまだ勢いがあるんじゃないでしょうか。
カニは(お金もないことだし;)もう少し待って、より進化したカナルが出たら、800STから買い換えようかな、、、と思いました。

さて、じゃあ次の記事で、ヘッドホンアンプ編に進みましょう。








あ!
K3003の試聴を忘れてた!
しまった~~。。。



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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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