FC2ブログ

ES9018用 IV-DSC基板を設計する

ES9018用のアナログ段をPCB化するかどうか、
迷ってたんですが、やはり作ることにしました。

その決め手は、「オペアンプの発熱」です。
DAC9018Dは、ES9018の8パラ相当で約30mAもの電流出力をIVしなければなりませんが、
推奨回路通りに設計すると、差動増幅段の入力抵抗が低いため、
IV段のオペアンプ出力に更に20mA近くが上乗せされます。
つまり、DAC9018DのIV段オペアンプは、50mA近くの電流を消費するんです!
(差動増幅段をバランスで組むと、更に電流が増えます)

これについては藤原さんも注意を喚起されていますね。
オペアンプの電流供給能力の問題、および、発熱の問題から、通常のオペアンプ回路ではNGでしょう。

で、それをふまえて、書いてみたのがこちら。
藤原さんのIV基板や、カニの先日の電源基板と同サイズです。(120×81mm)
IVDSC001.gif



ほぼ徹夜の作業でした。。。
日をあらためて、あとでちゃんとチェックしなくちゃ。


電流と発熱の問題を、どう対処したのかというと。。。

まずは回路図を見てみて下さい。
IVDSC002.gif

基本的にメーカー推奨の回路構成で、定数だけ少しいじってあります。
差動増幅段は、バランス出力のため2回路設けています。

で、DACの電流出力30mAのうち、オフセット電流分(16.8mA)をキャンセルさせる回路を追加しました。
回路図の左下のほうです。
金田式だとBZCって言うのかな?そちらはよく知りませんが同じような回路なんでしょう。

この回路+定数で、IV段のオペアンプの消費電流は、ピーク時でも25mA程度で、
実際に音楽を聴いている時ならば実効出力10mA程度+オペアンプの静止電流ぐらいでしょう。
一般的なオペアンプが使えるレベルだと思います。


ところでメーカーの推奨定数は、よく見るLPFよりも高域の減衰が少ないみたいですね。
位相特性とか聴感で決めた定数なんでしょうかね?
カニの定数は、推奨定数よりは高域の減衰を大きく取って、マイルドにしてあります。それでも-3dBが200kHz弱ぐらいのはずですが。


このPCB、頒布を考えています。
需要があるか把握したいのでご興味のある方はコメントにてご連絡下さい。
正式には、基板が出来上がってから受付アナウンスします。
スポンサーサイト



Secret

プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

検索フォーム

最新記事

リンク

カウンター