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コンデンサの音(2)

PCM1704DACのアナログ電源を使って、コンデンサの音の評価をしてみました。
なんとなくノンフィードバック電源のほうがコンデンサの音に敏感に反応する気がするので、
フィードバック電源への換装はまだの状態で、評価しました。




今回のターゲットは以下の4つです。

①MKT1813 63V/4.7uF×3
 ポリエステルフィルムコンデンサ。
 音が良いのでデフォルトで付けていました。
 今回のリファレンスとして評価します。
 サイズの問題から、GNDへは接続せずV-~V+間に接続しています。
②ニチコンLF 25V/47uF
 導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサ。
 ニチコンはここ数年で、LE・LF・LG・LV・LX等、意欲的にこのシリーズを開発しているうようですね。
 特にLV・LXシリーズに高耐圧(~50V)大容量のものがラインナップされており、
 パワーアンプにも使えそうで気になる存在なので、取り寄せました。
③日ケミ NTS 25V/10uF
 積層セラミックコンデンサ。
 以前、WEB上で、大容量積層セラミックが持てはやされた時期がありましたね。
 その時にカニが取り寄せたコンデンサです。
 フィルムよりも大容量が稼げるので、音が良いと有り難いんですがさてどうでしょうか。
④日ケミ KZE 25V/1000uF
 WEB上で、音が良い/いや良くない、と賛否両論見かけるので、
 カニのシステムで評価してみることにしました。
 実はFN1242DACの一次平滑コンに既に使っていたりします。

いつもの方法での評価。
エージングは70時間ほどです。
コンデンサを付けない(=ECHUのみの音)との比較になります。

【比較結果】
①MKT1813
音が濃くなる。そのせいで解像感はわずかに損なわれる。
他のコンデンサと違って、音が平面的になったり丸くなったり、ということが無い。
(これはフィルム系コンデンサの特徴なのだろうか?)
付けない場合に比べて低域の出方も安定する。
エージング前は音に厚み・滲みが感じられたが、エージングで解消するようだ。

②ニチコンLF
音がわずかに丸く柔らかくなる。解像感の損なわれ程度はMKT1813よりやや多い。
わずかに平面感が出る。
これらはOSコン等でも感じられるが、記憶する限りはそれと同等かやや良好。
ちなみに高分子コン族の音のイメージは、
明瞭感のOSコン
ニュートラルなLF
ピラミッドバランスのPS
という感じ。
低域が制動されて、MKT1813以上にバランス良く出ている気がする。

③日ケミNTS
解像感はほとんど損なわれた感じがしない。
平面感も感じない。
低域が制動が効きつつも量が出るようになる。今回一番質が良い低域かも。
ただしなぜか、楽器の響きが抑えられて、音が減ったように感じる。
そのせいで全体的にあっさりして金属質な印象になる。
結局、性能は高いのに音楽性は最高レベルものからやや劣る。
※5/4追記
この評価に使ったノンフィードバック電源は、高域に綺麗な響きが付加されていることが分かりました。
日ケミNTSはその響きを抑えるように働き、一番リアルな音を出していたのかもしれません。

※5/7追記
フィードバック電源で追試してみましたが、ノンフィードバック電源と同傾向で、響きが抑えられます。
ただ、その差は小さい気がします。


④日ケミKZE
今回の中で一番音が変わる。
高域が丸くなる。電解特有の丸さと平面感がある。低域は量があるがやや締まりがなくなる。
厳密比較はしていないがBG-NXより劣るかなという印象。

【総評】
カニの好みの順で言うと①②③④という結果でした。
ただ①②③は、どれもハイレベルな音だと思います。味付けで使い分けても良いかという気にさせます。
特に②のニチコンLFは、フィルムコンでは容量が足りないような場所には積極的に使えそうです。
わずかに音が丸くなりますが、「まろやか」と好印象に捉えられなくもないレベルです。
あと、③について、一般に積セラは「音がキンキンする」と言われていることは、こういうことかと合点がいく音でした。
※5/7追記
フィードバック電源で追試してみましたが、全てノンフィードバック電源と同傾向でした。
ただ、その差は小さい気がします。

④は①~③に比べると水を空けられていますが、電解コンの中では健闘している部類なのかもしれません。
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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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