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コンデンサの音(1)

LH0032パワーアンプを使って、パスコンのコンデンサの音を比較してみました。




パワーアンプの中身はこんな感じ↓
LH0032AMP
配線が汚いのは気にシナイ^^;

お気楽オーディオキットさんから頂いた「ミニアンプ基板 A12」をベースに
回路構成を若干変更してあります。
電源は無帰還レギュレータで、ドライブ段とパワー段へ別々に供給。

さて、このパワーアンプ、電源下流には小容量のフィルムコンデンサしか入ってません。
PanasonicのECHUが合計で0.数uFぐらい。
この状態で、そんなに違和感は無いのですが、
ドライブ段にいろいろなコンデンサを追加して、より好みの音に変化しないか、比較してみました。

ラインナップは以下の通りです。
①デフォルト(ECHUのみ)
②日ケミ PS 25V/100uF
③三洋 OSコン SVP 20V/150uF
④ニチコン MUSE KZ 25V/330uF
⑤ジェルマックス ブラックゲート BG-NX 35V/680uF
⑥ビシェイ MKT1813 63V/2.2uF

⑦スナバ 2Ω(TAF)+0.033uF(MKT1813)

⑥⑦以外は、ドライブ段にパラレルで接続して100時間ほどのエージングを行いました。

比較に使用したソースは、「Highway Rider/Brad Mehldau」から
「Sky Turning Grey」をチョイス。

ハイウェイ・ライダーハイウェイ・ライダー
(2010/03/24)
ブラッド・メルドー

商品詳細を見る

サックス奏者にJoshua Redmanを迎えた、カルテットもののJAZZです。


比較結果】
①ECHU

 無色透明で極限的に解像度が高い。
 サックスの鳴りやスネアの響きが、産毛が生えたように繊細。
 解像度が高すぎて、サックスのハイノートが、やや刺々しい感じもある。
 ベースは十分鳴っているが、ふらふらと不安定な印象を受けるときがある。

②PSコン
 ピアノやサックスの音が、ペイントされたように平面的な塊になる。
 これによって、明瞭感が全体的に上がる感じ。
 しかし解像度は下がる。特にシンバルの音がやや曇る。(エージング不足?)
 ベースは胴鳴りの音が大きくなってどっしりする。

③OSコン
 音の印象はほとんどPSコンと同じ
 しかしこちらのほうがシンバルの音が曇らず、より明瞭感が高く、明るい。

④MUSE KZ
 上記のような平面感がさらに強くなる
 中高域が丸く大人しくなる
 低域はやや膨らむ。
 巷の評判からして低域がドカドカ出てくるかと思ったが、量はOSコンとあまり変わらない。
 音が膨らむことで量感が増したように感じるのかも?

⑤BG-NX
 MUSEよりは丸くない、OSコンよりは丸い音。
 中高域に独特の厚みがあり、実在感に繋がって心地良い。
 ベースの胴鳴りも弾む感じで◎
 これで音が平面的にならなければなあ。。

⑥MKT1813
 BG-NXとデフォルトを足して二で割った感じ。
 全域で太く濃くなる。
 ベースの音もかっちり出てくる。
 高域も太くなるので、デフォルトからやや解像度が落ちるのが残念。
 その代りサックスのキツさも軽減されるから、まあ良いか?

⑦スナバ回路
 なんだか数kHzの帯域に強調感が出る。
 低域も甘くなり、全体的な音のまとまりに違和感がある。
 巷の評判は高いのだが。。。エージング不足なのか?


【総評】
どんなコンデンサを追加しても、
ECHUだけで出てくる産毛のような表現が損なわれてしまうのが残念。
産毛表現と低域の量感の両立ができなかった。
私がリッチマンだったら、ECHUの100パラとかをやりたいところですが。。。
ただし、全体的なバランスではMKT1813が好印象。
容量が2uFと少なくても、低域の改善効果はちゃんとあるんですね。

たぶん、MKT1813の音の延長線上には、DynamiCapなんかがありそうだけど
(昔、スピーカーのネットワークに使ったことがあり、好印象でした)
値段がネックなんだよなあ。。。

というわけで、自分の好みの順に
MKT1813≧デフォルト(小容量ECHU)>BG-NX=OSコン>PSコン>MUSE KZ>>スナバ
てな感じでした。

電解コンはやっぱり音が丸くなりますね。
BG-NXとOSコンは、音の味付けには有効かも。

パワーアンプには早速、ドライブ段とパワー段にMKT1813を追加しておきました。
エージング後の音が楽しみです。
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tag : コンデンサ 比較 レビュー

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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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