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FN1242DACの音(2)

前回、
「FN1242は、誇張感が無い分、淡泊な音です。」
ということを書きましたが、、、

ふと、この評価に疑問を感じました。

気になったのは、アナログ段の無帰還バッファのクオリティ。

このDACのアナログ段は、「ダイヤモンドバッファ⇒SATRI-IC⇒JFETバッファ」という構成になっています。
バッファは全て無帰還です。
で、このJFETバッファが曲者ではないかと思うのです。

例えば先日、SATRIアンプの電圧入力と電流入力の音の差を比較して、
電流入力が断然良いという結果でしたが、
電圧入力と電流入力の差は、まさにJFETバッファの有無です。
その時の音の変化から考えるに、
JFETバッファは、音をモノクロで暗い方向に変えるのではないでしょうか?

それでは、ということで、
FN1242DACのアナログ段を、交換してみました。



右が今までのもの、左が新しいアナログ段です。
FN1242_1.jpg

特に目新しいことはせず、オーソドックスなオペアンプ回路にしてみました。
主要回路はこんな感じです。
FN1242_Circuit.gif
差動増幅(OPA827)⇒アッテネータ⇒ゲインバッファ(LME49990)という構成です。

オペアンプとNFB抵抗をソケット式で交換できるようにしました。
今後はこれで、いろんな評価をしようという算段です。


基板の裏側です。
FN1242_3.jpg
銀色のチップコンはいつものECHU。茶色いチップ積セラは、日ケミのNTS 25V/10uFです。
こいつもちゃんと音質評価しないとな。。。

さて音ですが、
「淡泊」から「人肌の質感」に変わりました。
音が能動的になった、とでも言いましょうか。ニュートラルな音調です。

少し聴きこんでみると、オペアンプが若干の色とエッジを加えています。
良いスパイスになっています。
そして、相変わらず中低域が素晴らしい。

ほぼ予想通りの結果ですね。
うちではJFET無帰還バッファは鬼門とします。

それにしても良い音になりました。
このDACの魅力がグンとUPしちゃったので、もっと手を加えたい衝動に駆られます。。。
いや。いかんいかん。そんなんじゃあ、本道が遅々として進みませんから。。。

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No title

 DACのバッファは悩ましいものがありますね。某メーカのDACはここをチップから電流出力をダイレクトに出してSATRIに繋ぐことで評価が大分変りました。

 FN1242は残念ながら電圧出力なのでその手が使えませんが、概して電流出力タイプのチップの方が音は良さそうです。

No title

ケンメモさんどうもです。

SATRI-ICを用いて、DACの電流出力を電圧変換せずに電流伝送することは
昔から試される方が多いみたいですね。
特に最近のSATRI-ICは高精度化していますから、LH0032に代表される高音質オペアンプによるIVとどちらが良いのか、興味をそそられます。
昔作ったSATRI用のPCB基板が余っているので、そのうち比較するつもりです。

評判の良いDACは確かに電流出力が多いかもしれませんね。
ただ自作派からすると、電圧出力のほうがアナログ段でIVが不要になるので有り難いんです。そのうちもっと高音質な電圧出力DACが出てくれることに期待しています。
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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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