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ES9038Q2Mの実力を試す(4)

少し前に完成させたES9038Q2M基板ですが、
バラックのまま剥き出しなのが可哀そうなので、ケースに入れてあげることにしました。
その際、電源にもう一工夫加えてみました。



さて、使用したケースはタカチCH6-16-14GSPです。
昔、何かに使っていたものを流用しました。
PCM1704DACの半分のサイズ。
9038Q2M_4_4.jpg

トランスもそこらに転がっていたものの流用
9V7VAぐらいのやつ。
OPA659を使用するためにアナログ電源は±5Vと低くて良いので、トランスもかなり低電圧です。
整流ダイオードには、余っていたCREEのSiC、平滑コンはニチコンPW 16V 6800uF.
9038Q2M_4_3.jpg


さて、トランス式により正負の両電圧が生成できますので、
以前に設置した負電圧DC-DCは削除します。
9038Q2M_4_1.jpg
ついでに、三端子レギュレータの置き換えで無帰還のリップルフィルタを使用しました。

で、この位で手を打とうとしましたが、何故かこだわり始めてしまい。。。
アナログ用±5Vは、軍曹さんが昔紹介されていた、N2シャント方式にしました。

N2シャント式とは何か?
まずは通常の両波整流回路を示します。
9038Q2M_4_6.jpg
レギュレータの出力トランジスタは、通常はPNPとNPNの異種のトランジスタが必要です。

そしてN2シャントはこうなります。
9038Q2M_4_7.jpg
出力トランジスタは、NPN一種類で済みます。
メリットはこれだけ。

一方、デメリットが多いです。
整流ダイオードの数が、通常の両波整流回路の倍の8個必要である(半波整流であれば、2個で済みますけれども)。
一次平滑電圧が、通常よりもダイオード一個分下がる(これも半波整流であれば通常と変わりません)。

・・・とまあ、普段はカニも使わない回路ですが、
今回は採用しました。
何故かというと、GaNをアナログ±電源に使用したかったからです。

さてそのGaNですが、NPNトランジスタの置き換えの場合、
位相補償47pFと、ゲート抵抗100Ω、それからVgs過電圧保護ダイオードを追加します。
本家のSさんは、過電圧保護に双方向ツェナーを使っていますが、カニの使い方では危険が無さそうなので単方向のみです。
9038Q2M_4_5.jpg

こんな感じで、無事、ケーシングを終えました。
そしてその音を聴いてみると。。。
第一印象は、あまり良いものではありませんでした。
GaNの音を推し進めたような、柔らかく粒が極小な、クリーミーな感じの音が出てきます。
アナログライクと言っても良いのでしょうか。

HIFI感、刺激感が全くないので、物足りないです。
でも、注意して聴くと、出るべき音が全て出ています。

今のところ、「GaNをやり過ぎた」といったところ。
しばらく運用してみて、様子を見てみます。
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カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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