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低電圧オペアンプの音

AK4497D-Fluorite零号機がなかなか良い仕上がりでしたので、
矢継ぎ早に、一号機を作成してみました。
LOPA02.jpg


懸案であったアナログ段のホワイトノイズ対策に、
零号機で使用したOPA656とは異なるオペアンプを使用してみました。

試聴してみたのは、THS4271、LMH6624、LT6200の三種類です。



さて、まずOPA656ですが、カニが試聴したことのある全てのモノリシックオペアンプの中で
最高の分解能と情報量を誇ります。
次点であるTHS4631とは異なる、リアル調の音質です。(THS4631は繊細シルキーで音場の出方が最高です)
ただ、ヘッドホンドライバとして見た場合には、一部のイヤホンでホワイトノイズが耳につきます。
発振の可能性があり、多少回路の改良を試みましたが、うまくいかず、、、

せっかくなので、ヘッドホンドライバとして優秀で、OPA656とは音の傾向が異なるものを探してみました。
検索の際のキーワードは以下のようなものです。
・高速オペアンプ(スルーレート100V/us以上、オープンループゲインが可聴帯域でフラット)
・電源電圧7~8Vで使用可能
・出力電流±50mA以上
・低ノイズ
・できればFET入力

さて、とりあえずその結果を列記します。

【THS4271】
弱ピラミッドバランスで、低域に弾力感を感じる。
分解能はOPA656にやや劣る。THS4631のように音が柔らかい。というか柔らかすぎて金属音に違和感がある。
ボーカルや管楽器のニュアンスは良く分かる。
残念ながらイヤホン接続では中低域が緩い。ホワイトノイズ少し聴こえる。
音場がやや広く、定位感は薄め。

THS4631に似た音調で好み。
イヤホン接続で音が緩くならなかったら、採用したかったのだが。。。

【LMH6624】
音が軽め。特に最低域が弱い。高域はわずかに丸い。
イヤホン接続にて盛大に発振。

【LT6200】
帯域バランスはOP656と似ており、フラットめ。
やや中低域が重々しい。高域はわずかに粒が荒い。
イヤホン接続でノイズはほぼ聞こえず、音も崩れない。

【総評】
OPA656のクオリティに並ぶものは、やはりありませんでした。
現状、一号機にはLT6200をつけていますが、重々しい音の印象で、
色彩感豊かなAK4497の音調と合いません。
う~んどうしたものでしょう。。。
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No title

はじめまして。

いつも参考にさせていただいているものです。

OPA656は素晴らしいようですね!
私も試してみたいと思いました。
ちなみに、OPA656の規格を見ていて気が付きましたが、
OPA659はどうなんでしょうね?
使い方が難しそうな気がしますが気になりますね。

Re: No title

タケシさん
こんにちは。コメントありがとうございます。

はい。実はOPA698は手元にあります^^
しかし、まだ試聴できていないのですよ。OPA656以上に高速なため、使いこなしに苦労しそうで。
この記事の時に試せば良かったです。。。

Re: Re: No title

おっと、OPA659の話ですね。
失礼しました。。。
ほぼOPA656と同様の特性ではないかと想像していまして、音の確認はしていません。
が、これもそのうち聞いてみたいチップですね。

電解コンの聴き比べやTHS4631など以前から参考にさせてもらってます。
ADA4817-1なんかも出力電流が少し低いですが、ユニティゲイン安定で
データシート見ててOPA656に近いなと思いました。
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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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