スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スピーカー の理想的な駆動方式の検討(3)

今回は、電流駆動に適しそうなスピーカーを探してみました。
それから、電流出力MFBアンプ回路を設計してみました。



世の中には、電流駆動を前提としたスピーカーが無いようです。
電圧駆動の場合に周波数特性をフラットに近づける設計となっており、
それを電流駆動すると、ハイ上がりの特性となってしまいます。

例えばalpair6Pの場合、
電圧駆動時/電流駆動時の周波数特性は、データシートから算出すると、こんな感じ。。。
CurrentAmp-100.gif
電流駆動では、若干、ハイ上がりが強調されるようですね。
また、低域の音圧は上がりますが、共振による音圧上昇なので緩くてブーミーな音になるのではないかと想像します。

alpair6Pは、電流駆動にはそんなに向かなそうですね。
音圧とインピーダンスのデータから、電流駆動時に周波数特性がフラットになりそうなスピーカーを探してみると。。。
alpair10Pが、かなり良さげ。
CurrentAmp-101.gif
電圧駆動ではややハイ下がりな傾向であったものが上手く補正され、30kHz程度まで伸びそう。
上図は15deg axis-off時の特性で、電流駆動でもまだ、わずかにハイ落ちしていますが、
5~10degあたりなら、35~25kHzの広帯域で±3dB程度で使えそうです。

fostex、parkaudioとか、海外のスピーカーとかも調べてみましたが、
あまり良いものがなく、
灯台もと暗しで、結局、alpairが最も適するようです。

低域は、電流駆動により周波数特性上は伸びますが
やはり制動感の無い、緩い音がするんでしょう。
しかしこの点は、MFBで改善が可能なはず。


では次は、回路設計と行きましょう。

電流出力回路とMFBは、相性が良さそう。
割とすんなり、二つを両立する回路が書けました。
サブウーファーの場合

フルレンジの場合(サブウーファー用からの定数変更)

無難に行くならば、電圧帰還アンプの改造(こちらとか参考になります)
で事足りるのですが、
欲を出して無帰還型で作ってみました。


サブウーファーにはAlpair10Mv2を用いているので、
どちらもその特性を元に設計しています。
それ以外のスピーカーに対しては、定数変更が必要です。


設計のキモは、加速度型MFB成分の周波数特性です。
MFBは中高域に対して使用する意味に乏しいです。
また、回路の加速度検出部にて、中高域のコイルインピーダンス上昇を無視した近似式を使用しており、
この点は、サブウーファー用途であれば、入力信号の中高域をカットしてしまうので良いのですが
フルレンジ用途の場合は問題です。
ですので、MFBにはLPFをかけて500~1000Hzまでしかゲインを持たせないようにしています。
真にMFBを効かせたい領域は100Hz以下なのですが、
1000Hz程度まで伸びたMFBゲインが、数100Hzの帯域の音にどう影響するか。。。
MFBのカットオフを、トライ&エラーで決める必要がありそう。

また、オペアンプを多用している点も音質的に気になります。
ただし、チューニング後に定数が確定してしまえば、
オペアンプ段数は半減できます。


なお、前段のオペアンプ類をスキップすれば
MFBの無い、純粋な電流出力アンプとして使えます。


机上検討はこんなところで十分でしょう。
次は試作といきましょう。

試作といっても、回路規模がそこそこ大きいので、手組みは面倒。
PCBを起こすことにしました。
↓サブウーファー用途のアートワークです。
CurrentAmp-102.gif

PCB屋さんから出来上がってくるのが、楽しみです。
スポンサーサイト

No title

IGです。
MFBは複雑ですが、効果がありますよ。
色々楽しんでみてください。
少し前にメール入れておきましたので、また見てみて下さい。

以上 よろしくお願いいたします。
Secret

プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

検索フォーム

最新記事

リンク

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。