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PCM1794DACの改良

デスクトップ用のサブシステムとして運用中の、PCM1794。
ここ最近のDACノウハウをつぎ込み、サブシステムとして不満のないレベルに改良を施しました。

ポイントは以下
・WM8805
・抵抗I/V
・オフセットキャンセル
・二段無帰還電源



改良前のDAC構成は
・藤原さんASRC基板(DIR9001+SRC4392)+ASRC1794
・DAC後段は、ほぼ藤原さんオリジナルのままのオペアンプ回路(I/V+差動)、オペアンプはLH0032を使用
・電源は、オーソドックスな無帰還(CR品種は適当)
でした。
PCM1794_CurrentFB
↑この画像の上部の状態です。


↓そしてこちらが改造後の姿です。
DAC1794-200.jpg
汚い配線はお約束です。。。


まずはオペアンプによる音の劣化を避けたかったので、アナログ段は抵抗I/VのCR1次フィルターとしました。
IV抵抗は、VishayのSMM 100Ω。


PCM1794は、モノモード時に-12.4±7.8mAの電流出力となります。
そのままだとオフセット電圧が発生するため、
簡単なオフセットキャンセル回路を追加↓
DAC1794-202.jpg
この回路で、-12.4mA相当の電流を負電源に逃がしてやります。
これ、安定度や音質は申し分無いんですが
PCM1794の出力が電源投入後に30s程度かけて漸増するため、
その間はオフセットキャンセル量が過大となり、-1V程度のオフセットが発生してしまいます。
バランス出力前提のDACなので、カニにとってはこれは大きな問題ではなく、放置。。。


電源は、AC100Vに安井式フィルターを追加し、
整流+平滑コン(12V)⇒一段目レギュレータ(9V)⇒二段目レギュレータ(5V)
という二段式を採用しました。
二段も作るのはメンドクサイですが、音質改善効果の高い手法です。

レギュレータ回路は、無帰還式で妥協。
カニは過去にTR4石の帰還式電源を作りましたが、最近は7石にしたこのバージョンにしないと割りに合わないかなと感じており、
これを作るのが少々面倒なので、今回は無帰還式にしました。そのかわり、素子の吟味によって音作りをしてみることに。


DAIは、192kHz対応、外付けループフィルタ不要、ジッター除去能力の高い、wm8805を採用。
デジットのキット基板を買いました。
これ、音質も含めて優秀なDAIかと思いましたが。。。

音出し中に問題が発覚。
WM8805は、ハードウェアモードでは176.4kHzに対応していないのです。

カニはDSD音源をPCM176.4kHzで再生することが多いです。
このままでは常用に耐えられないので、ソフトウェアモードで使うよう、急きょ改造を施しました。
DAC1794-201.jpg


ソフトウェア・SPIモードで、起動時に必要な設定はこんなところでしょうか?
SPI_Write(0x1B09);//R27AIFTX : TX 24bit Left justified
SPI_Write(0x1C49);//R28AIFRX : MasterMode RX 24bit Left justified
SPI_Write(0x0900);//R9SPDMODE : CMOS input
SPI_Write(0x0838);//R8PLL6 : S/PDIF Rx Input=ch0 FILLMODE=ON
SPI_Write(0x1E04);//R30PWRDN : Power Up

あとは、192kHz入力時に以下のPLL定数変更が必要ですが、、、
SPI_Write(0x03BA);//R3PLL1 : N,K = for192kHz
SPI_Write(0x0449);//R4PLL2 : N,K = for192kHz
SPI_Write(0x050C);//R5PLL3 : N,K = for192kHz
SPI_Write(0x0608);//R6PLL4 : N,K = for192kHz
明確に192kHzと176.4kHz以下を区別する術がよく分からず、
受信エラーGPO0(INT_N)の検出時、50ms毎に192kHz/176.4kHz以下の設定切り替えを行うことで
簡易的に全周波数に対応させました。

さて、これで、完成。


メインシステムに繋いで、他のDACと音質を簡単に比較してみました。
音は、Burbrown系の艶やかな音ですね。
そして以前より純度が高くなり、分解能が上がったように思います。

我が家にある常用DAC達と比べると
・PCM1704:中低域の質感が高く、聴いていて気持ちよい。奥行表現が素晴らしい。
・DAC9018D:繊細で管楽器の表情がよく分かる。音場はやや平面的。
・PCM1794:PCM1704と似た質感の中域。分解能はPCM1704に勝る。全体的にはよりカッチリしている。
という感じ。
しかしこのDACチップ、低域の質感がPCM1704に劣るのと、高域に塊感があるのでカニはあんまり好みじゃないんですよね。。。
まあサブシステムなので、これにて手打ちとします。
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Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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