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エミッタ抵抗レス 終段無帰還アンプの制作(9)

このアンプ、完成まで、もう少しかかりそう。
多少、電気的な課題が残っています。
ホント歩みが遅くてスミマセンm(_ _)m

今日は仮組みして音を聞いてみました。
出てきた音は、カニ家に新たな次元のオーディオ再生を、もたらしてくれました。



アンプ基板、本日は残された配線を繋いで、初の音出し。
この基板は、電圧増幅段を無帰還/帰還で切り替えることができます。
今回は、M.C.O.Mを無帰還増幅で使ってみます。

無帰還増幅の場合、こんな感じに抵抗を配置します。
RLess902.jpg

回路図中のR3~R6は非実装で、R1を47k⇒200Ωに変更。
更に、SATRI-GAIN~SATRI-GND間にゲイン設定用抵抗を配置します。
(ここは本組み時にはアッテネータに置き換えます)
信号入力は、Current_In-に接続します。

で、電源ON。。。。
プスプスプス。。。。

アワワ、、、M.C.O.Mが、煙吹いてる!!
M.C.O.Mが二基、ご臨終~~~(;o;

調べてみると、PCBのアートワークミスで大きなものが、二箇所(;o;

一番大きい失敗は、、、電流入力が-18Vに繋がってる!
NFB抵抗とパラに付いているC1のホールが、-18Vとショートしてる!
なんつうありえないミスでしょうか。。。
とりあえず、パターンカットで簡単に対処できますが、精神的なダメージがでかい。。。
RLess903.jpg


もうひとつ、バイアス設定用のJFETの、SとGを逆にしてました。。。
こちらも簡単に対処できますが、ダメージに追い討ちをかけてくれます。。。
RLess904.jpg


あとは細かな要改善点がいくつか。。。

・一次電源のパッドのスローブローヒューズ後段にフラッシュパッドを設けたつもりでしたが、
 レジストで覆われちゃってました。
(下記画像の赤丸部)
RLess905.jpg

・1uFコンデンサの足は、スルーホールの径を標準で作ってしまいましたが、いろんなコンデンサに対応できるように大きくしておくべきでした。
・電解コンの配置の中で、一箇所だけ±の方向が違う箇所があります(C124)
 まあ間違いじゃないんだけど、見た目が美しくないです。



アカン、こんなミスをしているようじゃあ、頒布はアカンですよ。
修正版を作る気力が、無くなってしまいました(;o;


、、、とりあえず、気を取り直してパターン修正。
電源ONで、、、ホッ。。無事、動作しました。
RLess901.jpg


電源投入後、10秒でまともな音が再生され、30~40秒でバイアスが完全に固定となります。
バイアス量も簡単に調整できます。とりあえず設定は400mA弱としました。
ヒートシンクには、タカチのHYの13cm高さのものを使用してますが、ぬるま湯ぐらいの温度に収まってます。
まあ問題は、なさそうかな?


今回の電源は、カニ式電源のTR数を増やした豪華版です。
音も改良されてますが、位相補償Cが不要な位、安定性が高いことも、ウリの一つです。

・・・と思いきや・・・?
±18V/±23Vのうち、+23Vだけ、バイアス安定後に、数十mV/2MHzで発振しています。

なんででしょうか?
とりあえず位相補償Cのパターンは設けてあるので、対策を行なってみました。
22pFで発振収まらず、39pFで収まりました。なので、余裕を見て47pFぐらいを付けておけば良いかな?

ただ、なんか納得いきません。
思い当たるものは無い訳ではないですが。。。
+23Vにだけ、電流検出アンプ(LT1787)が接続されてますんで、
その周辺回路、特にC145あたりが悪さをしてるんじゃないかという気がします。

ちゃんと原因を調べたいな~。
位相補償Cを付けて対策しても良いのですが、根本解決を目指したくなりました。
次回、LT1787周りを調べてみることにしましょう。


電気的な問題は、この位かな?
さあ次は、待ちに待った、試聴ターイム!

う~む。。。
予想と少し、違う音です。

このアンプからは、、、、
「音楽が寄り添ってくれるような音」が、出てきます。

この音、どう表現して良いものか、、、
数ヶ月前の、試作段階の試聴の印象と、同じところもあれば異なるところもあります。

試作段階の音は、改造SATRIの正常進化といった感じで、
とにかくピュアネス・クリアネスが半端ないような音を出していましたが、
今聴いている音は、それとはいくぶん違った印象です。
ピュアネス・クリアネスは、改造SATRIよりも少し良くなったレベル。
まあ、試作段階では電圧増幅段をオペアンプで、今回はM.C.O.Mを無帰還で構成してますので
その違いかもしれません。

それ以上に、今回のアンプは、改造SATRIからのキャラクターの変化を感じます。

まず、中低域が豊かになりました。
改造SATRIは素材の音がするような印象で、中低域はクリアであっさりしているのですが
今回のアンプはそうではありません。
ホールで聴いているような、ふわっと柔らかい音です。

しかし、音が曇ったり、滲んだりしているわけではありません。
むしろ音は澄んでいる印象で、分解能に優れていて改造SATRI以上にニュアンスが聞き取れます。
輪郭に強調感が無いのに、音像の輪郭が妙に良く聞き取れます。
おかげで、小音量でも音楽のエッセンスを捉えることができます。

これらのことが、自然な音、実在感のある音に、繋がっています。

カニのモットーは
「繊細で柔らかい音、実在感のある音」
なんですが、今回のアンプの音は、図らずもそれらを体現できているようです。
カニのアンプの終着点が、目の前に現れたのかも。。。?

完成直後なので贔屓目で見ている部分があるのかもしれませんが
それにしても、上手く行き過ぎな音です。
回路と部品がバッチリはまったんでしょうか?

今日はしばし、このアンプで音楽に浸っていました。


さてと、あと残すのは、、、
①+23Vの発振の原因確認
②M.C.O.Mの無帰還の音VS帰還の音の比較
③アンプのフルバランス化
④アッテネータ組み込み&ケース加工
かなあ?
来週は①②を片付けて、基板の動作+音の確認終了としましょう。

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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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