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AC電源を改良してみる(6)

今日は、SDTransに使っている帰還電源の終段MOS-FETを、
何種類か、聴き比べてみました。




帰還電源(カニ式電源)ですが、現在は終段に2SK2013を使用しています。
ところがLED無帰還(終段は2SC5171)と比べると、どうも音が暗くて鈍いんです。

両者で終段以外の構成は割と似ているので、
恐らく音の差は2SC5171と2SK2013の差なんでしょう。

ということで、2SK2013や2SC5171を上回るMOS-FETを探してみたいと思います。
5V出力として使用可能なMOS-FETは、
Vgsが1~3V程度で、かつ電流を1A以上流せて、耐圧も適度に(20V以上かな?)あれば、まあなんでも良いかと思います。

今回用意したTRは5種類。
2SK1404/2SK2381/2SK2936/2SK2417/2SC5171
エージングは無し。
LED無帰還電源との比較で、音を評価してみました。


①2SK1404
低域が豊かです。
2013と同様の鈍さはあるものの、暗さは感じません。
ただ、何とも表現し難い癖のようなものを感じます。少し不自然な印象があります。

総じて、2013よりは好ましいかな?


②2SK2381
低域が、弾力感のある好ましい出方をします。量もまずまずあるかな?
2013・1404よりも音が鋭いですが、5171ほどではないです。
中音域の出方も5171に近くて自然。透明さも感じます。
要するに5171の過剰な鋭さを抑えたような鳴り方で、とてもバランスが良い音だと思います。
このTR、今回の一推しかも。


③2SK2936
金田式で有名な、2SK2955のパッケージ違いとの噂もある石です。
音は、高域は鈍いものの繊細な感じです。
全体的にあっさりしていて、かつ透明感もあり、色付けとしては面白いかも。
カニもまあまあ気に入りました。


④2SK2417
2381に近い、ピラミッドバランスで良い音です。
2381よりもメリハリがある強い音で、また、高域がわずかに乾いたような色を持ちます。
分解能は2381より高いかも。
レベル高いですね。


⑤2SC5171
カニ式電源を低電圧で使う時は、Vgsが2V前後のMOS-FETを推奨していましたが。。。
軍曹さんが、バイポーラTRで問題なく動作しているとの記事を書かれているので、カニも追試してみました。

使ってみると、、、
発振も無く動作しますね。なんと!

で、音ですが。。。
無帰還電源に使用した場合と同傾向の、鋭い音がします。
しかし、帰還電源の場合は分解能も伴った鳴り方をするので、無帰還の時ほど、鋭さが気になりません。
(かたや無帰還の場合は、付帯音があって分解能が低く、音が荒れて聴こえるんですよね。)
低域の量感も、無帰還より増えます。

高域は鋭いんですが、中音域は柔らかめですね。
ちょっと全体的な音色に統一感が無い気もしますが、総じてレベルの高い音です。
あとで、2381とじっくり聴き比べなきゃダメだな~。

しかし、カニ式電源の低電圧出力時の回路構成で、終段にバイポーラTRを使うと
リプル除去性能とかは悪化するはずなんですが、それはあんまり音には出てこないのかも。。。
それよりも好みのバイポーラの音が得られることのほうが、大きいですね。
動作は保証できませんが、試してみる価値はありそうです。


今日はここまで。
次回も終段TRの話が続く予定です。
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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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