スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

SATRI式オペアンプを試す(2)

前回作ったオペアンプに、もうひと工夫してみました。

やはりSATRI式オペアンプ、恐るべき音を出しているように聴こえるんですが、、、
頒布、どうしましょうね?



まずは、オペアンプの改造箇所について。

まあ大した話じゃありません。
バイアス回路の定電圧部(ツェナーD)に、museのF95(10V/100uF)をパラにしてみただけです。

で、これが低域に効きます。
最低域がグンと伸びました。

まだ若干、音が腰高な部分は残っていますが、
カニ的には許容できるレベルになってきました。
LME49710と同じかわずかに低域が出ないかな、という位ですね。

他にもいろいろ試したんですが、どうにも上手くいきませんでした。
試して分かったのは、この回路図のQ1~Q8から成るバッファが、このオペアンプの音を決めている、ということ。
カレントミラーの強力な局部帰還と、抵抗レスのバッファであることが、高音質を作り出しているようです。
試しにQ3-Q5間とQ4-Q6間に抵抗を挿入してみましたが、とたんに音が悪くなってしまいました。

で、あらためてTHS4631と比べてみたんですが、
う~ん。。。SATRI式オペアンプのほうが、いろんな要素が優れているように聴こえます。。。
どのソースを何度聴いても、結果は同じです。

分解能や定位は、SATRI式が優れています。
中域の質感は、あいまいな所が無くてリアルな、SATRI式が良い音を出します。
低域の質感は特に違いがあって、透明で正確な音を出すSATRIの圧勝です。

SATRI式と比べると、THS4631が曇った音に聴こえてしまいます。

ただしTHS4631も良い所があって、モノシリックならではのS/Nの良さと、
独特の柔らかさ、色彩感、および音場の端正さを持っています。
両者で音の特徴が違いすぎるので、優劣を論じる意味が無い気もします。
その意味で、SATRI式オペアンプは、万人が気に入るようなものでは無さそうです。
(カニとしては、SATRI式オペアンプに魅力を感じるのですが)

SATRI式は、もう少しピラミッドバランスになってくれると、最高なんですが、、、
もしかしたらカレントミラーがワイドラー型なので、電源電圧の変動を受けやすいことも一因なのかもしれません。
ウィルソン型を試してみたいな~。でも、改造が大変すぎるので、現状では無理。。。
いきなりPCB化して試すしか無さそうです。

このオペアンプ、PCB化するとしたら、えらい数のTRを消費して製作が大変なので、
チップTRを使った、部品付属のキットとして頒布しちゃおうかな、と、今のところは考えてます。
しかしマニアックすぎる基板なので、あんまり数は、作らないつもりです。

ちなみに、電流帰還型のオペアンプなので、使い方が限定されます。
DACのLPF部のように、NFB抵抗にCがパラで入る回路だと発振します。
使用可能なのは、単純な反転/非反転回路か、IV変換ぐらいでしょう。
また、NFB抵抗は数kΩ以下でしか使用できません。
更に、GNDとの接続も必要になりますので、既存のオペアンプとの置き換えには、工夫が必要になります。
オフセットも結構大きい(最悪、数十mV?)かもしれません。


現状の回路図を公開します。TR数、スゴイっす。。。
SATRI_OPA_104.gif

基板サイズは、片面実装だと4cm四方、両面実装だと3cm×4cmぐらいになりそうです。
SATRI_OPA_103.gif
今のところ、両面実装で行く予定です。

ちなみに、オペアンプとしての用途以外に、SATRI-ICと同様の無帰還電流出力アンプとしての用途にも使えるよう
ピン配を工夫しています。
詳細は、また別記事にて。。。


カニとしては、このオペアンプを自作無帰還アンプの初段に使いたいんですよね。
よし、これからアートワーク開始だ!
スポンサーサイト
Secret

プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

カテゴリ

月別アーカイブ

最新コメント

検索フォーム

最新記事

リンク

カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。