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エミッタ抵抗レス 終段無帰還アンプの制作(7)

そろそろ、最終回路図FIX、となるかな?

今回は、
・終段TRを替えてみた話
・電源回路のFIXの話
・SATRI-ICに対応した話
・バイアスサーボの変動について
です。



終段TRですが、現在は2SK2586/2SJ555を使ってます。
概ね、この組み合わせで不満は無いのですが、、、

とある方から
「バイポーラTRを使うと、どんな音になるんだろうね?」
という質問をいただいたんです。
あ、それは気になりますね。

というわけで、2SA1987/2SC5359に換装してみました。

しかしバイポーラなんで、ベース電流をドライブしてあげないといけません。
ここはお手軽に、前回試した、2SK170-V/2SJ74-Vのバッファでドライブしてあげることにしました。
このバッファは音が曇るんであんまり使いたくないんですが、
曇り具合は覚えているので、その分を差し引いて評価しちゃおうかなという算段です。

見た目はこんな感じ。まあ、FETの時とあんまし変わってませんが。
RlessAMP_701.jpg
この基板、改造しまくりで、もう限界だなあ。。。
今まで、カニの責め苦によく耐えてくれました。


で、音ですが、
う~ん。好みじゃないなあ。。。
SATRIアンプ(これにも2SK2586を使ってます)より2ランクぐらい下の音になった感じです。

低域と高域のモヤっと感が大きいです。
2SK2586の、全域、超絶クリアネスに比べると、雲泥の差。
中域の滑らかさや厚みは2586より上なんですが、高域のモヤっと感が滑らか風味に聞こえているだけな感じ。
バイポーラの中には、もっと良い石がいっぱいあるんでしょうが、
この違いを聴くと、もう2SK2586でいいや、という気になってしまいました。

2586で唯一気になるのは中域の出方です。クリアすぎて、管楽器やボーカルが、透き通って薄い感じ。これはやり過ぎじゃないかなと。
まあこのあたりは、CR類やケーブルをうまくチョイスして、バランスを取ってやれ、ということでしょうか。

というわけで、終段にバイポーラTRも使えるように、、、ということは、考えない基板にしようと思います。


では次。
電源の保護回路をどうすべきか、考えていた話。
結局、↓のような回路にしました。
RlessAMP_702.gif
保護回路は入れないことにしました!
前回までは、申し訳程度にTR1石の過電流検知回路を入れていたんですが、よくよくその挙動を考えてみると、
検知するだけでうまく保護をしてくれる気がしなくて、、、削除しました。

保護回路として最低限、機能しないといけないことは、
①アンプが燃えることを防ぐ
②スピーカーが燃えることを防ぐ
です。
①は100Vラインに適切な定格のヒューズがあれば、最低限はOKとして、
②は、下手な小細工回路では、すべての故障モードに対応できないと判断しました。
確実に防ぐ方法としては、スピーカー出力の電圧を監視して、異常時には出力リレーを遮断するような
タイプの回路が必要ですが、リレーは使いたくないんです。
また、そこまでするならば、藤原さんのインテリジェントミュート基板を使用してもらえば良いかな、と割り切りました。

ただし、保険の策としてDCヒューズを追加しました。
回路図の左下のほうにある、R101とR102のことです。
この製品なんですが、
抵抗値約10mΩで、15A/1sで溶断する特性になっています。(もうひとつ定格が低くいやつのほうが良いかな?)
抵抗値が低いので、音質への影響は少なそうだと判断しました。
これが必要ない場合は、簡単にジャンパーもできますし。


次の話。
回路図の左上のほうに、SATRI-IC用の接続を追加しました。
これで、この基板をSATRIアンプとしても使用できます。

ただし、あんまりゴチャゴチャと回路を詰め込むのが嫌だったので、
バイアス回路はCRD一個の形で割り切りました。必要に応じて、V5.2相当の回路を手組みして下さい、というスタンスです。

入力は電流入力にも電圧入力にも対応できるようになってますが、各接続方法の詳細は、マニュアルに記載しますね。


最後の話。
とある方から、
「オペアンプを使ったバイアスサーボだと、AB級動作時にバイアスが低下する現象が発生しますよ」
とご指摘いただきました。

んん?どういうことかな?と思ったんですが、、、

一言ではうまく説明できないんですが、AB級動作時、FETの片側がピンチオフする期間があると、
検出バイアスの平均値がずれるみたいなんです。
↓のような感じ。。。
Servo_kyodou.gif
適切にバイアス設定するためには、ピンチオフ期間は負電流として検出されなければならないのですが、
実際には0電流として検出されてしまうので、バイアスがずれる。。。
う~ん。難しい。。。

対策は、やろうと思ったらできるかな~と考えてます。
例えば↓のような。
RlessAMP_703.gif
対策前は正側のバイアスしか検出してませんでしたが、
IC6によって負側のバイアスのAC成分のみを検出し、正側の検出値から減算すれば良いんです。

まあしかし、今回のアンプはA級の動作範囲が8Ω8W程度あり、実用上の問題は無さそう。
また、バイアスに400mAも流しておけば、AB級動作時に多少バイアスが減少しても、音に大きな影響は無さそうなので、
対策は採用しないことにします。



これで回路図は全てFIXかな~??
V1.0基板よりも回路規模が大きくなってしまいましたが、その分、音質優先の回路にできたかな?
ただちょっと、趣味に走りすぎたかと、不安です。。。
しばらくしたらアートワークに取り掛かりますが、回路に要望などあれば、今のうちにご連絡をお願いします~~。



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プロフィール

カニ

Author:カニ
DACやアンプの自作がメインの、オーディオブログです。
自作基板の頒布も行なっています。カテゴリ「頒布」をご覧下さい。

ニアフィールドリスニングや、ポータブルオーディオにも手を染めたいんですが、いつになることやら。。。

繊細で柔らかい音
実在感のある音
を目指して、
ゆっくり、ゆっくり、潜航中。

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